【生命保険営業】無能なマネージャーに採用された時にありがちな話

素直で聡明な太郎さんは生命保険営業のお誘いを営業所長さんと支社長さんから熱心に受けて意を決して取り組む事になりました。

営業所長さんが「保険屋稼業は社会貢献しながら青天井でお金が稼げる素晴らしい仕事なのです」と言っていたからです。こうして太郎さんは生命保険会社に基本給無しの完全歩合制の営業職として入りました。

ただ沢山稼ぐにはどうしたらいいかわからないので皆から「営業所長」や「支社長」と呼ばれている管理職さんに訊いてみることにしました。なぜなら管理職さんはいつも皆に「沢山売ってこい!」と命令していて、何でも知っている偉い人に見えたからです。

「所長!私は何をしたらよいですか?」

そうすると、所長はこう言いました。

「友人知人親戚というベースマーケットでまずは沢山の人に会うことです!」

 太郎さんは素直で聡明なので、ちょっと考えてからまた訊きました。

「実はすでに友人知人親戚を回り尽くしてしまいまして。その場合はどこに行って沢山の人に会えば良いですか?」

所長は少し困った顔をして、こう言いました。

「街のビルの中には沢山の人がいます。それに道には沢山の人が歩いてます!ようは飛び込みです!」

そこで太郎さんは大きなビルの中に飛び込みました。所長の言う通り商業ビルなら沢山の人がいます。が、守衛さんも受付の女性も太郎さんをビルの中に入れてくれません。仕方がないので太郎は外に出ました。所長の言う通り、道には沢山の人が闊歩しています。ただ誰も太郎さんの話を聞いてくれません。皆、急ぎ足で歩いて行ってしまいます。 1日中歩き回って太郎さんはヘトヘトです。

沢山人はいましたが1人も話を聞いてくれませんでした。帰宅したら思い出して半泣きです。でも太郎さんは男はグッと我慢とばかりに「また明日、所長に訊いてみよう」と気を取り直しました。

 次の日、太郎さんは所長に訊きました。

「ビルの中にも道にも人は沢山いますが誰も私の保険の話を聞いてくれません。どうすれば話を聞いてくれる人に沢山会えますか?」

すると何でも知ってるはずの所長はなぜかまた少し困った顔をしながら、こう言いました。

「電話をしたり、御自宅を訪問するといい。そうすると沢山の人に会えるよ」

太郎さんは電話をする事にしました。タウンページには確かに沢山の電話番号が書いてありましたが誰も太郎さんの話を聞いてくれません。何も言わずに電話を切る人も多々。

中には、「てめえ、知らない人間の家にいきなり電話してきやがってオレオレ詐欺か?迷惑なんだよ!死ね、クズ!警察通報すんぞ!」と罵倒してくる人もいました。太郎さんはご両親から「他人様に迷惑掛けちゃいけない」と言われてたのを思い出しました。太郎さんは素直で聡明なので、「電話はダメだ。精神的にも無理(T_T)」と思いました。そして御自宅を直接訪問することにしました。

ただ誰も太郎さんの話を聞いてくれません。ドアすら開けてくれません。そしてある住人から「知らない人間にピンポン鳴らされのは迷惑!これ以上迷惑かけると警察に通報するからな!」とまた罵倒されました(T_T)

太郎さんはまた両親が「他人様に迷惑掛けちゃいけない」と言っていたのを思い出しました。太郎さんは素直で聡明ですから「御自宅への飛び込みはもうやめる」と決めました。

太郎さんは疲労困憊です。丸1日電話をし、丸1日訪問もしましたが誰も太郎さんに会ってくれないし罵倒されまくり。誰も太郎さんの話を聞いてくれませんでした。帰宅して涙が止まらなくなりなりました。でも、あまりにも悔しくて考えました。

「あれだけ普段何でも知ってるかのように偉そうに振る舞ってる所長の教え通りに行動したのになぜ沢山の人と会えないんだ?」

その時、経営者だった祖父の言葉を思い出しました。祖父はこう言っていました。

「わからないことは知ってる人にすぐ訊け。わからないままでやっても出来ない。この前買ってやったミニ四駆と一緒だ。『速い車両の作り方』を知ってる人のを見て作らないと速いミニ四駆は出来ないよな?だから、わからないことがあったら、『どうやればいいですか?』って訊け。聡明な大人ならちゃんと教えてくれる」

そして、ちゃんと訊くと祖父はいつもわかりやすく教えてくれた。プラレールが動かなくなった時に「なぜ?」って聞いたら、祖父はちゃんと教えてくれた。

「太郎よ、電池切れだ。だから動かない。動かないのは困るから家電店行って『単2の乾電池ください』って言って買ってくれば万事解決だ」って。

「よし明日は改めて所長に訊こう。祖父に言われた『なぜ?』って。そうしたら何でも知ってる所長は祖父のようににわかりやすく優しく教えてくれるに違いない」

太郎さんは嬉しくなって爆睡です。次の日、太郎さんは所長に訊きました。

「所長は『沢山の人と会え』と教えてくれましたが、ビルの中にも道にも人は沢山いましたが誰も私の話を聞いてくれませんでした。次の日は沢山電話して御自宅訪問しましたが誰も私と会って話を聞いてくれませんでした。所長、沢山の人に会って話を聞いて貰うにはどうしたら良いですか?」

すると所長は非常に困ったという顔になり、こう言いました。

「でも契約を取るには沢山の人と会わなきゃね」

太郎さんは祖父の言葉を思い出し訊きました。

「なぜ契約をお預かりするには沢山の人と会う必要があるのですか?」

そうしたら所長はより困った顔になりこう言いました。

「だって沢山の人と会わなきゃ契約は取れないから」

太郎さんは祖父の言葉を思い出して改めて訊きました。

「じゃあどうやれば沢山の人と会えて契約がお預かり出来るんですか?プラレールが動かなくなった原因を説明するマニュアルの紙みたいに教えて下さい」

そうしたら所長は困った顔になり、そして唐突に怒り出しました。

「そんな紙はない!グダグダ言わないで言われたとおりに黙ってやれよ!」
「あと所長、契約は取るものではなくお預かりするものです」
「うるさい!黙れ!」

所長は契約を「取る(盗る)」と言う上に祖父のようにバカでもわかるようなわかりやすい説明は出来ませんでした。でも太郎さんは「男児たる者は簡単に泣くな」と両親が言っていたので泣きそうになったのを堪えてもう一回、訊きました。

「私は所長に言われた通りにしたら誰1人として保険の話は聞かないし契約もお預かり出来なかったから教えてほしいだけです…。どうやれば沢山の人と会えますか?何故、沢山の人と会わなきゃ契約はお預かりにならないのですか?」

所長は烈火の如く怒り始め、「契約取るには沢山の人と会わなきゃ無理に決まってるだろ!黙ってやれよ!どうやってとか訊くな!」と宣いました。太郎さんは思いました。これはまさに「詭弁」だと。詭弁を吐く奴にはロクな奴はいません。素直で聡明な太郎さんは「真実」がわかりました。「この所長は何にも知らないんだ。知らないから、答えられない。教育のプロとか言ってるくせにに回答出来ないからそれをごまかすために激怒してる!」と。素直で聡明な太郎さんは所長に言ってやりました。

「ゴミ所長死ね!わからないくせに偉そうに管理職として教育すんな!迷惑なんだよ!」

そう言って管理職の教えを一切聞かなくなり、1日7時間完全模倣研修を受けたらMDRTに毎年入会するようになりました王冠2

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